
航空工学科のポイント
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「高度専門士」称号取得
卒業時に四大卒と同等の「高度専門士」の称号が与えられるので、就職に有利です。また、卒業後に大学院に進学することも出来ます。
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恵まれた実習設備環境
3次元CADソフト「CATIA」や「KMAP」などのコンピュータ設計ツールが充実し、高い専門技術が身に付きます。「3Dプリンター」があるだけでなく、日本一豊富な実機・実習機材が揃っており、設計詳細の確認が出来ます。
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複数の資格を取得
授業の中で航空機の構造や理論の専門知識だけでなく、実践に触れる機会も豊富なのは4年制学科ならでは。座学で得た知識と実習で身につけた技術で複数の資格を取得できます。
航空工学科で目指す仕事・取得資格
設計・製造

世界最先端の「ものづくり」に携わる
最新鋭の航空機「ボーイング787」や初の国産ジェット「三菱スペースジェット」の製造で世界の注目を集める日本の航空機製造業界。日本航空大学校のOBは航空機の設計・製造のみならず人工衛星やロケットなど、宇宙関連機器製造分野でも大手重工業などで活躍しています。日本は、この分野の技術力において世界でもトップクラスの実力を誇ります。自分が造った航空機が世界の空を飛び、ロケットが宇宙へと飛ぶ、夢とやりがいのある仕事です。
航空機・宇宙関連機器製造にかかわる職種
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製造エンジニア
航空機やロケット、エンジンなどの製造に直接携わります。航空機の製造はほとんどが手作業で行われます。機械での自動化は難しく、人間の繊細さが要求される仕事です。
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航空機設計エンジニア
新型機の「開発設計」と、すでに就航している航空機のメンテナンスや改良のための「維持設計」の2種類があります。主翼や胴体などの大きなパーツから、エンジンやシステム、小さな部品、パーツの製造・組み立てに必要な治工具設計(ツール)に至るまで、ゼロから造り出します。
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航空機生産技術エンジニア
基本設計が終了した航空機の生産準 備、構造組立、飛行試験までの生産工程を管理します。安全性と納期を守りながら、より低コストの生産工程を確立するための効率的なプロセスを考え、メーカーのコントロールタワーとなります。
取得可能資格
- 危険物取扱者乙種第四類
- ITパスポート
- 情報処理技術者
- CAD利用技術者試験2級(2D・3D)
- CAD利用技術者試験1級(2D・3D)
- 高度専門士
- 航空検定
- 実用英語技能検定
カリキュラムと学びの流れ
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一般科目の基礎や
航空工学・製図の基礎設計を学ぶ基礎として数学や物理などの一般科目、航空機の構造や材料の製図の基礎を一から身に付けます。
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2次元CAD演習や
実機による飛行機実習「CAD」ソフトを利用してコンピュータを使った設計を身に付け、実機を使って航空工学の理解を更に深めます。
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CATIA、飛行機設計
いよいよ3次元CADソフト「CATIA」の実習を行います。コンピュータ設計ツール「KMAP」や風洞実験設備を使い飛行機設計の技術を磨きます。
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創造力を身に付けたエンジニアに
一人前の設計エンジニアに必要な知識や技術を磨きあげます。更に小型ジェット機の開発に携わった教員の指導の下、卒業研究に取り組みます。
航空工学科の授業風景
主な就職先
三菱重工業(株) / (株)第一システムエンジニアリング / (株)IHI 航空・宇宙・防衛事業領域 / 川重岐阜エンジニアリング(株) / (株)ジャムコ / エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン(株) / (株)加藤製作所 / KYB(株) / 島津エンジニアリング