Aviation Maintenance course

航空整備科

COURSE学科紹介

解説航空整備士になるには

航空機の安全運航を支える重要な仕事を担う航空整備士。航空整備士になるには、国家資格を
取得しなければなりません。JAAなら、在学中に航空整備士の国家資格を取得することができます

航空整備士になるためにはなにが必要ですか?
整備経験を積んだうえで、国家資格試験に合格することが必要です

航空整備士の仕事は、航空機が安全に飛べるように点検や整備、修理などを行うこと。航空機の安全運航を担う航空整備士として働くには国家資格が必要です。
航空整備士資格は、航空機の大きさや機種、そして整備業務の内容によって異なり、業務内容に応じて一等航空整備士、二等航空整備士、一等航空運航整備士、二等航空運航整備士といった資格があります。就職してからもとどまることなくさまざまな整備資格を取得していきます。
本学の航空整備科では、在学中に国家資格を取得するコースを、ライセンスコースと呼んでいます。

航空整備士の国家資格一覧

国家資格名 業務内容 資格の概要 整備対象 JAA 在学中の資格取得可否
一等航空整備士 ドック整備・
ライン整備
航空機整備をするために必要な資格。整備した航空機が、航空法に定められた耐空性の基準に適合するかどうかを確認することができる資格 おもに航空会社所有の
旅客機が対象。
最大離陸重量制限なし
(例:ボーイング777)
在学中に一等航空整備士の資格取得に必要となる基本技術Ⅱを取得可能
(但し、一等航空整備士養成コース/二等航空整備士コース/二等航空運航整備士コースに限る)
一等航空運航整備士 ライン整備 ライン整備に必要な資格。運航前後の日常的な保守・点検作業に関わる整備を実施された航空機が航空法に定められた耐空性の基準に適合することを確認できる資格
二等航空整備士 ドック整備・
ライン整備
航空機整備をするために必要な資格。整備した航空機が、航空法に定められた耐空性の基準に適合するかどうかを確認することができる資格 おもに数人乗りの小型機が対象。
最大離陸重量 5.7t以下
(例:セスナ172)
在学中に資格取得可能
二等航空運航整備士 ライン整備 ライン整備に必要な資格。運航前後の日常的な保守・点検作業に関わる整備を実施された航空機が航空法に定められた耐空性の基準に適合することを確認できる資格 在学中に資格取得可能
JAAで学ぶメリットはなんですか?
授業自体が「整備経験」として認められるので、在学中に航空整備士の資格を取得できます。

JAAは国土交通大臣指定航空従事者養成施設です。国土交通大臣指定航空従事者養成施設とは、航空整備士の養成を行う国から認められた施設で、教育から資格取得までのすべてを学校内で行うことが認定されています。航空整備士は種類ごとに受験資格が定められており、各資格に応じた実務経験が必要ですが、JAAでは授業自体が整備経験として認められるので、在学中に二等航空整備士および二等航空運航整備士の資格を取得することが可能です。

JAA など指定養成施設で学ぶと
  • 学科試験に合格する
  • 実務経験を積む
指定養成施設でない学校で学ぶと
  • 学科試験のみ受験可能

卒業

JAAでは在学中に航空整備士資格を取得!
大卒よりもいち早く一人前の整備士に
なることができる! 就職に有利!

資格未取得 卒業後に学科試験を受験、実務経験を積む

ほかにもJAAで学ぶメリットはありますか?
広大で制約のない敷地で実習が可能!
学校の敷地内で飛行機のタキシング(地上滑走)ができるのは本校だけ。

「環境の違い」は、そのまま「学びの質の違い」につながります。
本校には他校にはない広大な敷地と豊富な実習機材があり、学生一人ひとりが十分なスペースと設備の中で、思う存分手を動かしながら実習に取り組むことができます。だからこそ、確かな技術力と実践力が自然と身に付きます。

航空整備科には4コースがありますが、どのコースを選べばよいですか?
卒業後に目指す進路によってぴったりのコースを選びましょう。

ANA・JALの航空機整備会社就職を目指すなら「一等航空整備士養成コース」、国内の大手エアラインやLCC、独立系エアラインの航空機整備部門なら「二等航空整備士コース・二等航空運航整備士コース」、航空宇宙関連機器の製造業(メーカー)を志望する人は「製造技術コース」をおすすめします。どのコースでも、ANA、JALをはじめとしたエアラインや、IHIなどの大手企業に就職することができます。

航空整備科 学びの流れ

本校のコース分けは2年次から。1年間かけて航空機の基礎を学びながら、自分に合った進路をしっかり考える時間を確保できます。
また、1年生のうちに約40社の企業説明会に参加できるため、企業ごとの特徴や待遇を理解した上で、最適なコースを選択することが可能です。

一等航空整備士
養成コース

二等航空整備士コース
二等航空運航整備士コース

製造技術コース

1年次

  • 共通教育 全学生が航空機整備に関する基礎を学びます。
  • 危険物取扱者乙種第4種類、航空特殊無線技士 受験

2年次

  • 航空従事者学科試験
  • 技能審査(基本技術Ⅱ・実機専門)
  • 二等航空運航整備士 資格取得
  • 航空従事者学科試験
  • 非破壊試験技術者(学科)受験
  • 品質管理検定 受験

3年次

  • 大型機の基礎知識を学内で学ぶ
  • JAL/ANAにてインターンシップ
  • 一等航空整備士 学科試験受験
  • 技能審査(基本技術Ⅱ・実機専門)
  • 二等航空整備士または
    二等航空運航整備士資格の取得
  • 非破壊試験技術者(実技)受験
  • 品質管理検定 受験

卒業

入社後

  • 最短2年で「一等航空整備士」
    資格取得
  • 二等航空運航整備士の資格を持って
    就職できます
  • 二等航空整備士または
    二等航空運航整備士の資格を持って
    就職できます
  • 非破壊試験技術者の試験合格者は
    実務経験を経た後、資格を
    取得できます

※どのコースでも大手企業への就職を目指すことが可能です。

航空整備士育成支援プログラム

将来の航空需要に対応した航空整備士の養成・確保を図るため、公益社団法人日本航空技術協会とANA・JAL両社の連携のもと、無利子貸与型奨学金「航空整備士育成支援プログラム」が2024年に創設されました。
2025 年度からは、株式会社ジャムコ、株式会社ソラシドエア、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社、株式会社 AIR DO の協力を得て運営されます。

内容

航空整備科の学生を対象とし、3年間で最大150万円の奨学金を無利子で貸与されます。
本校卒業後、ANAグループやJALエンジニアリングに入社し、一定の条件を満たせば入社各社から本人に還付されます。

募集要項は、日本航空技術協会HPにてご確認ください。

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